自分の身体が一番の財産いつも不思議に感じることだが、車にはずいぶんと関心をはらうのに、自分の体という何よりも貴重な財産を顧みない人が多い。体は、車のように新しい型に交換するといったことはできないが、定期的に修理や調整を行なえば、病気はべつとしても、ずっと良好な状態を保つことができるのだ。

さらに大事なことだが、健康であれば、それだけ人生を実りあるものにし、寿命を最大限まで引きのばすこともできる。健康を保つことは、病気やけがの予防にもなる。鍛えられた体があれば、どのような状況にも対処できるという自信の源になる。
肉体を鍛えて健康によい食事を続けると、長生きしたり、病気になりにくいということは、医学的にも証明されている。極限状態においては、健康状態と総合的な体力が生死を分けることもある。

現代の生活においては、ストレスを感じることがふえている。ストレスで悩まない人はいない。管理職と主婦では感じるストレスのタイプは違うが、その影響は同じはずだ。食欲不振、睡眠不足、不安、生活が思うようにならない、あるいは、たんに何事にも自信がもてないといったことで悩んでいる人にも、紹介するフィットネス・プログラムが役立つだろう。簡単なフィットネス・プログラムを行なうことで、誰でも生活を充実させ、より楽しくすごせるようになるのだ。

総合的な体力は、柔軟性、持久力、筋力といった3つのカテゴリーに分けることができるが、フィットネス・プログラムでは、これらのすべてを対象としている。若い人は筋力と持久力に重点をおきたがるだろうし、高齢者は柔軟運動により時間をかけたいと思うかもしれない。いずれにせよ、誰でもある程度の柔軟性はそなえておくべきだ。セルフディフェンスたとえば、護身術では、自由な身のこなしと関節の回転がとりわけ重要となる。

スピードや力も高い柔軟性があってはじめて生まれる。エクササイズ・プログラムの前に軽いウォームアップと一連のストレッチング・エクササイズを行なうようにすれば、血液が筋肉に流れこむので、急激な動きによるちょっとした筋肉の裂傷や捻挫を予防できる。
それと同様に、激しい運動のあとは、一連の軽い運動でクールダウンを行ない、血液を通常の状態にもどしてやらなければならない

注意すること
過度のエクササイズを急激に行なうと、けがにつながることもある。最初はゆっくりと、それから徐々にスピードやエクササイズを繰り返す回数(「反復回数」)をふやしていく。しばらく運動をしていなかった場合は、軽い散歩からはじめるとよい。
「フィットネス」の意識をもつようにする。自宅の一つ手前でバスを降りる。近所の店までなら車を使わずに歩いていく。毎日少しのエクササイズを行なうだけで、その効果を感じられるだろう。最初に感じる苦痛で挫折してはいけない。初めはどうしてもつらいものなのだ。すぐに習慣になり、体が鍛えられていくうちに苦痛も消えるはずだ。

心がけること
胸が痛い、腕に痛みが走る、息切れや発汗や頭痛がおさまらないという症状があるときは、医師の診察をうけること。



適したウォームアップの方法
かぎられた場所でのウォームアップ
ジムは人や器具があふれていることも多く、有酸素運動は行なえないかもしれない。その場合、別のウォームアップ・プログラムをみつけなければならない。ジムまで走ったり、自転車にのったりしてもよいし、ジムにトレッド・ミルのようなエクササイズ・マシンが置いてあるかもしれない。

サイクリング・マシンやトレッド・ミルには、いくつか非常に際立った利点がある。トレッド・ミルはスピードや距離を調節でき、上り坂のランニングを想定して傾きのついたものもある。マシンは屋内にあるため、「天候に左右される」ことがない。ありがたいことに犬も、人や車も、冷たい風も避けられる。ジムのインストラクターに見守られながら心血管系をはたらかせ、筋肉の調子をととのえることができる

ロウイング・マシンも、形式は異なるが趣旨は同じだ。ライバルとレースを行なえるものもある。画像はよくできていて、少なくとも退屈はしない。ウォームアップを終えるころには、熱い飲み物や温かいシャワーなど欲しくなくなる。

屋外でのウォームアップ
ジムが遠い場合は、屋外でウォームアップを行なえばよい。大きな違いは、気温が低いとウォームアップにかける時間を長くしなければならないこと、に注意しなければならないことだ。
冷えた状態の筋肉を痛めることにもなる。
屋外でウォームアップを行なうには、少なくとも二五メートル四方の区域をみつける必要がある。サーキットランやシャトルランを行なえるだけの広さがないといけない屋外トレーニングの大きな利点は、場所も空気も無料だということだ。

ただし、使用する地面に穴やこぶがないか確認するようにしなぃと、足首をひねって痛めたり、転んだりすることになりかねない。
体がじゅうぶんに温まったら、つぎは筋肉、腿、靭帯のストレッチングを行なって全身の可動性を高める。

ストレッチング
ストレッチングを行なうときは、かならず体の上部からはじめ、下のほうへ移していく。



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