余分な体脂肪はスタミナを奪う余分な体脂肪はスタミナを奪う
身体組成とは、身体を構成する骨や筋肉、脂肪など組織の割合です。このうち健康・体力づくりと関わりがあるのは、脂肪と脂肪以外の組織(主として筋肉)との割合で、体脂肪率で表します。「メタボリック」という言葉がすっかり社会に広まったことで、体脂肪率を気にしている人も多くなりました。

あらためて述べるまでもなく、体に余分な脂肪を蓄積しないで、その分筋肉を増やしたほうが、より健康に過ごせます。とくに、脂肪は心肺系体力と大きな関係があります。まず、過剰な脂肪が蓄積されると、スタミナがなくなります。そうすると、運動をしようという意欲がなくなってしまいます。

スタミナというと、思い浮かぶのがマラソンです。日本の女子マラソンランナーでトップクラスの選手は、みんな10%前後の体脂肪率だそうです。
脂肪はスタミナだけでなく、さらに恐ろしい病気の原因ともなります。ある疫学の研究によれば、標準体重より20%以上肥満している人は、心臓病による死亡率が標準体重の人の2・6倍も高いそうです。

さらに、こんな研究もあります。医学の進歩でがんが撲滅されても、平均寿命はせいぜい2年しか延びないと推定されています。しかし、肥満が原因の病気が撲滅されれば、なんと7年も平均寿命が延びるといわれているのです。
しかし、残念なことに、人間は年をとるとともに体脂肪率が高くなっていきます。これは、「基礎代謝」と関わりがあります。人間が何もせずにじっとしていても、生きていくために最低限必要な身体の機能を維持するために使われるエネルギーのことを基礎代謝といいます。この基礎代謝は、15~17歳をピークに年をとるに従って低下していきます。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」によると、基礎代謝は15~17歳男性で1日1570キロカロリーですが、50- 69歳になると1日1380キロカロリーと約200キロカロリーも低下してしまいます。簡単にいえば、1日200キロカロリーが余って、体内に蓄積されていくというわけです。






このページを見た人は、こんなページも一緒に読まれています!
MENU