体重をコントロールするためには、「摂取エネルギー」と「消費エネルギー」のバランスをコントロールする必要があります。基本的に、「摂取エネルギー>消費エネルギー」であれば体重は増加し、「摂取エネルギー<消費エネルギー」であれば、体重は減っていきます。

とても簡単な原理ですが、だからといって「減量したいなら何も食べなければいい」というわけではありません。健康的にダイエットするためには、必要な栄養素をしっかりと摂取すること、そして適度な筋肉量を維持、または増やしていくことが求められます。

そして、プロテインを上手に利用すれば、こうしたウェイトコントロールも充分可能です。まず「体重を増やす」場合ですが、これは余分な体脂肪を増やさず、筋肉量や骨量を増加させて体重を増やすことが理想です。そのために必要なのは、やはりタンパク質とトレーニング

しっかりとトレーニングを行ない、適切なタイミングでプロテインを摂取すれば、おのずと筋肉はついていきます。運動量が増えると必要な栄養素の量も増えるので、食事はやや多めに摂ると良いでしょう。全体の力ロリーを少し上げながら、トレーニング+プロテインで筋肉量を増やす、これが理想的な体重増加の方法です。もし、食が細いなどの理由でエネルギー不足を感じたら、エネルギー源となる糖質を配合したウェイトアップ用のプロテインを利用します。

男性も女性も筋肉をつけてカッコよく、美しくなる
筋肉がつくかどうかは、プロテインを飲むだけでなく、いかにトレーニングを行なうかにかかっています。ただプロテインを飲んだからといって、筋肉がモリモリになるわけではありません。筋肉をつける三大要素は、運動、栄養、休養です。とくに、どんな運動をどの程度行なうかによって、筋肉のつき方は変わってきます。高負荷のウェイトトレーニングなどを行なう無酸素運動と、マラソンなどの有酸素運動では、それによってできる筋肉や体格も違ってきます。

女性のなかには、プロテインを飲むと筋肉がモリモリになるのでは? と心配している人がいるかもしれません。プロテインはボディビルダーが飲むもの、というような先入観を持っている人もいるでしょう。しかし、よほどのトレーニングをしない限り、女性が男性ほどたくましい筋肉をつけてしまう心配はありません。日本のトップアスリートは、女性でもプロテインを使っているのが一般的です。

筋肉の増強には、男性ホルモンが関係しています。男性ホルモンは、がっちりとした骨格や筋肉づくり、ヒゲなどの成長を促すホルモンです。対して女性ホルモンは、丸みのある体やつややかな髪・肌などをつくる働きを持っています。女性の場合、男性に比べてこの男性ホルモンが少ないので、もともと男性ほど筋肉は増強しにくいのです。これは、トレーニングの有無に関係なく、一般的な男女の体格を比べてみてもわかると思います。

男性なら、負荷の強いトレーニングを行ない、食事とプロテインでタンパク質を補給すれば、ボディビルダーのような体格を手に入れることは可能です。しかし、女性の場合は「筋肉モリモリになる」というより、筋肉をつけることで基礎代謝が高まり、「ダイエット」や「ボディデザイン」ができると考えたほうが良いでしょう。

こうした目的のためにプロテインを活用している女性は、実は多いのです。筋肉をつけると基礎代謝率がアップして、脂肪がつきにくい体になり、減量にも効果があることはよく知られています。また、大豆タンパクにはイソフラボンが含まれていますので、抗酸化作用など女性にうれしい働きも多く備えています。筋肉をつけたい男性だけでなく、女性にとっても、プロテインを飲むことにはさまざまなメリットがあるのです。

プロテインでダイエットをする時のポイント
アミノ酸がダイエットに良いとされるのは、筋肉をつけて基礎代謝をアップさせるためと言われていますが、タンパク質やアミノ酸そのものにも脂肪燃焼の働きがあることがわかっています。たとえば大豆ペプチドには、熱生産性を高め、体脂肪の燃焼を活発にする働きがあります。

アミノ酸のひとつであるアルギニンも、体内の成長ホルモンを刺激して、脂肪の蓄積を抑える働きがあります。ジョギングなどの有酸素運動に合わせて摂ることで、脂肪燃焼の効率をいっそう高めることができるでしょう。

次に「体重を減らす」場合ですが、これについては、「摂取エネルギーを減らす」または「消費エネルギーを増やす」必要があります。
「じゃあ、食べなければいいんだ」と思って過激な食事制限をする人がいますが、これはお勧めできません。健康的に減量を成功させるためには、エネルギーの摂取量を抑えつつ、必要な栄養素はしっかり摂取する必要があります。

これを可能にしてくれるのが、プロテインによるダイエットです。プロテイン・ダイエットで気をつけることは、力ロリーの低い低脂肪乳や水などにプロテインを溶かして、食事の前に飲むこと。食前に飲んでお腹を膨らませ、満腹中枢を刺激することで、食事の量を抑えることができるからです。

食事は、普段2000kcal摂取している人なら、1400~1500kcal程度に抑えると良いでしょう。そのかわり、プロテインでタンパク質やビタミン、ミネラルなど必要な栄養素をしっかり補い、ダイエットで陥りがちな栄養不足を解消するようにします。これに運動をプラスして、筋肉を鍛えるとさらに効果的です。

「ダイエットになぜ筋肉が必要なの?」と思っている人もいると思いますが、これまでお話したように、筋肉を鍛えると基礎代謝が上がり、エネルギーの消費量が増えることがわかっています。筋肉量が増えると、アイドリングで燃えるガソリンのように、安静時にもメラメラとエネルギーが消費され、余分な体脂肪がたまりにくい体になるというわけです。ダイエットを成功させるためには、ただ低力ロリー食にするだけでなく、運動を取り入れるとよりいっそう効果的です。

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